2020年7月16日、洗足学園小学校の幼児教室向け学校説明会に行ってまいりました。
1ヶ月以上もあけて記事にするのは幾分か悩みましたが洗足学園小学校を切望されるご家庭の一助になれればと思いましたので必要と思しき箇所をピックアップします。また、建学の精神や内部外部関係なく全員が中学受験するといった基本情報は割愛します。
《洗足学園の求める子どもと家庭像》
子ども→様々な体験を経て、自分で考える習慣が身についている。
ご家庭→・子どもの学習に責任を持てる・本人主体の大学受験と異なり、中学受験は親と一体型であり学校任せにせずしっかりと親が関われるか。・子どもの心の発達を大切に出来るか。・学校の取り組みをよく理解したうえで協力可能か。・親の理想や考えばかりを押し付けず、子どもにも判断をさせ自立心を養い好奇心を満たせつつもあたたかく見守れるか。自己肯定感を育んであげられるか。
《共働き、シングル親は不利か》
全く関係ない。小学一年生から宿題が沢山出るので、丸付けや子どもと関われる時間をしっかり取れる事が望ましい。
《第一志望では無い、併願は不利か》
関係ない。選択は大事なのでお気になさらず。第一志望でも併願でもペーパー、面接、行動観察の入試結果をフラットに見て合否判断している。
《幼稚園からの内部進学者》
2020年度は男子13人/女子17人
《面接に関して》
従来通り1組15分、1部屋に面接官2名。提出した資料を基に進行。よくよく読み込んで、気になった箇所や詳しく話を聞いてみたい興味のあるところをピックアップし質問内容を決めている。また、「その他」の項目は自由なのですが出来れば子どものプラスになる記載を推奨。例えばコンクール入賞経験や、親の職業など。沢山書いて情報をくれると親子像が解って大変助かるとの事。
《ペーパー(20分程)》
8〜9枚。過去問とほぼ同じ傾向問題70〜80%に、新傾向20〜30%ほど。ですので過去問をさらうのは当然マストですが、それに固執せず様々な問題にも触れておきましょう。実際の問題文を配布して頂きましたがさすがの洗足学園小学校、応用力と理論立てて考えられる思考力を持っていないと厳しい難問もありました。
《運動機能検査(1人15分程度)》
教室でやりますので足の速さ云々は関係なし。日常生活に支障の無い動きが出来るか。指示が聞けているか。自分の番では無い時もしっかり待つ事が出来ているかといった様子も見ている。
《行動観察(始め〜片付けまで40分)》
今年は感染症拡大予防措置を考慮した内容で見ていくそうです。最初は巧緻性試験を実施、その後に開始。指示の聞き取り理解は勿論、年齢相応の協調性やお話を聞く態度、休んでいる時の態度も見ている。
以上、ご参考になりそうな箇所を挙げてみました。今年は前代未聞のコロナ禍にて、密にならないようソーシャルディスタンスを取りながら実施しなければなりません。洗足学園小学校さんのみならず、どの私立小学校の先生方も頭を悩ませ、最良の打開策を考えておられます。
神奈川は試験本番まで2ヶ月となりました。初秋ともなるとより一層ナーバスになる親御様をよく見てきましたがご家庭で紡いできた努力は裏切りません。このような世情ではありますがその中を頑張り続けてきたお子様を、そして御自身を信じて残り期間を悔いなく、健康に留意してお過ごし下さい。