2020年2月12日(水)、田園調布雙葉小学校に行って参りました。
学校は坂の上にあり道路を挟んだ向かいには幼稚園もあります。守衛さんより爽やかなご挨拶を頂戴し受付へ案内してくださいまして校舎へ入ると軽快な笛の音が響き渡っておりまして…。小鳥のような音色に気持ちをほぐしてもらえました。
こちらの教育理念は、このブログをご覧になっておられる方でしたら既知の事と存じますので別の事をメインに記したいと思います。
どのようなお子さんとご縁を結びたいか
・先に試験があるのではなく、先に育ちがあることを望む。・遊びやケンカを通して心の痛みがわかる子。・人の話をきく姿勢のある子。・わからないことをわかろうとする姿勢のある子。・自分の気持ちや考えを5~6歳児なりの言葉で伝えられるか。
考査について
・時間厳守(例え10秒でも遅れたらOUT)・10月より面接スタート。2部屋で進行していき、片方の部屋では志望理由や学校に願う事をお聞きし、もう片方では親子関係をどのように繋がれているかを拝見されます。普段通りの姿が見たいので立派なお答えは不要。・2部屋ともそれぞれ5分設定。始めと終わりのご挨拶を丁寧にされ過ぎて時間を消費してしまうよりも、もっと人となりを見たいと仰っていたので挨拶はスマートにされると良いですね。
①行動観察…年齢相応の発達と関わり、生活の充実、集団行動や多様な課題に対する発達性を見ている。
②テスト…ペーパー30分
③個別テスト(別室)…教師一人・生徒一人で実施。言葉を引き出す対応型のテスト。
出願書類について
・こちらも保護者向け説明会にて同様の内容をされているので割愛しますが誤りに要注意!に尽きます。どれくらい入学を希望されているかの見極めの一つとされておられます。
在校生(現高3生)の方2名のスピーチ
・田雙愛がひしひしと伝わってきました。被災地へのボランティア活動を通し、雙葉だけでない外部(社会)との繋がりを得、自分に何が足りないか・何が出来るのか己と向き合い研鑽されておられました。スピーチの中で「怒られることはあっても見捨てられることはなかった」とありまして、先生方からの無償の愛を感じました。もちろん同級生との精神的な太い繋がりもあることでしょう。それとお二人のお辞儀がとっても美しかったのです。この学び舎で幼少より日常を丁寧に生きてこられたのだと感じました。雙葉の精神を根幹に、外部である進学先の大学で更にたくさん学ばれ、社会で羽ばたく女性となると思います。
校長先生のお言葉
最後に校長先生の沢山の素晴らしいお言葉の中から少しだけ抜粋しますね。
・全てが自分にとって良い状態はいつもあるわけではない、挫折した子に何を与えられるか。「それでも貴方には価値がある」と認め、あたたかい経験を与えられるように寄り添っていきます。・12年間の生活を通じ自分には何が与えられ、何を与えられるのか、何が出来るのかを考え行動できる人間になってもらうことを願っています。