一部を除いて、概ねの学校の合否発表が出ましたね。
都内の国立小試験がまだ残っておりますので年末〜年始まで繰り上がり合格の動きがあり、無事にご縁を頂く事があります。
以前ご指導していた生徒さんで、大変活発で
正にわんぱくという言葉がピッタリなお嬢様がいらっしゃいました。
上には面倒見の良い元気なお兄様がいらして大変仲良しな御兄妹でしたが、少なからずそのお兄様のヤンチャぶりは彼女に影響していました。
所作や言葉遣いにやや荒めな面も見受けられましたが、キラキラとした太陽のような笑顔と心がとても魅力的です。
お勉強もとても一生懸命に頑張っていて、その努力は授業プリントでの全問正当の多さが物語っていました。
講師としても、彼女には輝くような元気と明るさを大切にしてくれる小学校とご縁がある事を願っており、実際、見事彼女にピッタリな第一志望の学校とご縁を繋がれていました。
ところが暫くのちに親御様は、補欠合格で繰り上がった大変厳しいカトリック女子校に進学をお決めになり、講師一同大変驚いたものです。
こちらの学校の方が歴史も長く、難関校ではありますがお嬢様の性格とミスマッチ過ぎる…。
お節介ながらも、改めてお考えになるようやんわりとお伝えしても聞く耳を持たれませんでした。まさかの合格がまわってきてとても嬉しい気持ちだったのでしょう。
あのヤンチャな女の子が、小学校は勿論、
より厳格さが増す窮屈な中学以降たえられるのだろうか…。
これからは空気を読み規律を守り、女性としての品性を持ち淑やかにせざるを得ません。
それもまた素晴らしい女性へと成長するでしょうが、もしあのままブレずに第一志望校に
進学されていましたら
毎日とっても美味しい給食を頂き
広いグラウンドを駆け回って、
沢山催される楽しい校外学習を満喫していたのだろうと思います。
教育方針やこのように育ってほしい、と
お気持ちはおありでしょうが
実際に通うのはお子様です。
6年間は長く、一貫校ともなると更にです。
幼少期の柔らかい心を、どうかお子様にあった小学校で育んで、伸ばして差し上げて欲しいと願っております。